鉄道模型には線路の幅が異なる様々なゲージがある

鉄道模型のサイズ

鉄道模型とは鉄道の車両を中心とした模型のことです。車両にはモーターなどの動力が内蔵され、走らせて楽しむことができます。

現実の車両をモチーフとした鉄道模型ではその縮尺に基づいて、線路幅によるゲージが設定されています。以前は線路幅16.5mmのHOゲージが鉄道模型の主流となっていたのですが、現在は線路幅9mmのNゲージを楽しむ人が多いようです。

HOゲージは縮尺80分の1から87分の1、Nゲージは縮尺150分の1から160分の1の模型になります。ちなみに縮尺に幅があるのは実際の鉄道の線路幅がそれぞれ異なるためであり、アメリカやヨーロッパでは線路幅1435mmの広軌が採用され、日本では線路幅1067mmの狭軌(新幹線などは広軌)が採用されていることが理由となっています。

HOゲージでは車両の工作を楽しむ人が、Nゲージでは完成品車両のコレクションやジオラマ(レイアウト)の製作を楽しむ人が多いようです。

その他には線路幅6.5mmのZゲージや、HOゲージの2倍の32mmの線路幅を採用するOゲージ(0番ゲージ)、45mmで線路幅が広いGゲージ(1番ゲージ)などがあります。実際の蒸気機関車のメカニズムをそのまま縮小したライブスチーム(蒸気の力で走る鉄道模型)では、さらに線路幅が広いゲージが採用される場合などもあるようです。

大きなものから小さなものまで